◇労働者が結成した「合法的な組織」････それが労働組合！
　日本は民主主義の国です。民主主義の下ではあらゆる契約は互いに対等な立場で取り交わされなければならないとされています。私たちが会社に勤めているのは、「労働契約」というひとつの契約関係であって、本来この労働契約も労使双方が対等な立場で結ばれなければなりません。
　しかし実際の労働者と経営者の関係は、「雇う側」と「雇われる側」であって、その立場の優劣は明らかですし、たったひとりでは自分の労働条件を改善することもほとんど不可能といってよいでしょう。
　そこで、この労使間の経済的・社会的地位の優劣をなくし、労使双方が対等な関係になるため労働者には、団結して労働組合をつくり（団結権）、その団結力を背景に使用者と実質的に対等な立場に立って労働条件の交渉をすること（団体交渉権）が保障されており、交渉の過程で、労働組合がその主張を実現するためにストライキなどの正当な争議行為を行うことも認められています（団体行動権）。
　それを具体化したものが「労働組合」であって、労働組合は憲法によって認められた労働者の「合法的な組織」なのです。

◇従業員の経済的・社会的地位の向上、経営健全化、会社と組合の持続的発展をめざすオンブズマン！
　NNRC-UNIONの目的は、「適正な労働条件を基礎とした真に対等にして相互信頼に根ざす労使関係の樹立とともに、従業員の経済的・社会的な地位の向上と、当社の経営健全化・持続的発展を図る」ことにあります。
働く上での最低限のルールである労働基準法に則って行動することは、社会人としては当然のことです。その最低限のルールを守ってこそ、フェアな関係が生まれるでしょう。また、私たちが自分達の労働条件の向上を求めることによって、その要求に応えようとする会社の姿勢が経営の健全化努力を促し、さらに労働条件が向上することによって、従業員のモチヴェーションを高め、結果として会社のパフォーマンスを高めることになります。
そのためにNNRC-UNIONは、より働きやすい職場環境や高いパフォーマンスを発揮できる労働条件を実現するため、職場における問題点を追及し、その改善を会社に求めていくことが役割であり、その意味ではオンブズマン的機能を果たしているともいえるでしょう。