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平成15年度 夏季一時金要求
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総 括 | |
今回の夏季一時金査定に際し、初めて多元的評価制度がテスト導入された。
しかし、その内容は、同じ職位にいる者同士の相互評価はあるものの、部下から上司の評価という視点はなく、「多元的」に評価するという趣旨には程遠い制度となっていた。 また、会社の主張を改めて振り返ると、「多くの業務がアドホック(単発業務)であるため、安定した利益確保の見通しが立ちにくい」とか、「民間から官庁に業務のウェイトが傾いているため、売上が年度末に集中し、年度の中間時点で見通しが立てられない」と、結局、会社の運営計画がないことや営業方針の不徹底が問題であることが再認識される。 しかし、分会として初めての一時金要求であったため、「同一価値労働 同一賃金」を合言葉に、正社員と長期アルバイトの区別なく、支給基準を一律2ヶ月とした点は大きな意義があった。結果としては正社員1.5ヵ月、長期アルバイトは一律3万円増額にとどまったが、長期アルバイトの「寸志」を「夏季手当て」に変更させるなど、長期アルバイトの処遇改善に向けて一歩前進したものと思われる。 |