労働組合とは?
◇労働者が結成した「合法的な組織」・・・・それが労働組合!
 日本は民主主義の国です。民主主義の下ではあらゆる契約は互いに対等な立場で取り交わされなければならないとされています。雇用関係とは、「労働契約」というひとつの契約関係であって、本来この労働契約も労使双方が対等な立場で結ばれなければなりません。
 しかし現実の経営者と労働者の関係は、「雇う側」と「雇われる側」であって、その立場の優劣は明らかですし、たったひとりでは自分の労働条件を改善することもほとんど不可能といってよいでしょう。
 そこで、この労使間の経済的・社会的地位の優劣をなくし、労使双方が対等な関係になるため労働者には、団結して労働組合をつくり(団結権)、その団結力を背景に使用者と実質的に対等な立場に立って労働条件の交渉をすること(団体交渉権)が保障されており、交渉の過程で、労働組合がその主張を実現するためにストライキなどの正当な争議行為を行うことも認められています(団体行動権)。
 それを具体化したものが「労働組合」であって、労働組合は憲法によって認められた労働者の「合法的な組織」なのです。


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